補助錠

最近は玄関に補助錠をつけることが当たり前になってきています。
ワンドアツーロックとも呼ばれる考え方です。
自転車に鍵をふたつつけてダブルロックにしようという広告をよく見かけると思いますが、それと同じで住宅も鍵が2つついているのが当たり前になっているのです。

補助錠として取り付ける鍵は住人の希望や玄関ドアのタイプによって変わってきます。

住宅側がそもそも防犯性に配慮してツーロックにできるドアになってきています。
中には3ロックという玄関もあります。用心深い人は3つ4つと鍵をつけたりするのです。

3つ目の鍵に関しては利便性を考慮して電子錠にしているパターンも多いです。後付工事でも取り付けられる電気錠がありますのであとからでも追加することが可能です。
また、もともと電子錠がついていて、そこからさらに別の補助錠をつけたいという人もいるそうです。
電子錠は家族構成や生活スタイルによっては効果的に働く鍵です。
例えば二階にリビングがあるのでインターホンがなったときにわざわざ下におりて対応するのが面倒という場合には便利です。
また、介護が必要なようなお年寄りがいて夜中勝手に徘徊してしまうというケースや手が不自由で鍵の扱いが難しいという家族がいる家庭などにもおすすめです。

このように単純に防犯目的だけでない補助錠の取付ケースもあるのです。

勝手口の防犯

勝手口から空き巣に侵入されるのではないかと心配する人は多いです。
特にこの傾向は築15年以上の建物に住んでいる人に多いようです。

築15年以上の住宅の勝手口は汎用ガラスドア担っていることが多いです。
ガラスを割られたら簡単にサムターン回しされてしまいますので防犯性はとても低いです。
勝手口の周囲の環境次第で脆弱さが決まってきます。

扉の強度や鍵の性能を上げることで勝手口の防犯性を高め、侵入者をシャットアウトすることができます。

ガラス破りやパネルを打ち破られるのを防ぐためには上げ下げ勝手口ドアにリフォームするのがおすすめです。
格子状になっていて必要な場合にはドアを開けずに通風することも可能です。

汎用ガラスドアのほか、フラッシュドアも危険ですのでこのようなタイプの勝手口を使用しているご家庭はドアを交換するか鍵を交換するかした方がいいと思います。

汎用ドアとは様々な用途に使えるドアのことです。事務所や店舗、浴室やアパートのドアとしても使われます。10年以上前は一般的なものでした。しかし、防犯性が考えられるようになって最近ではあまり使われなくなりました。

勝手口のガラスを防犯ガラスにしたり、シリンダーを取り替えたりして対策をすることもできますが、場合によってはドアごと交換したほうが安全性からいっても機能性からいっても費用から言ってもオトクな場合があります。

防犯診断

自宅の防犯性を高めるために鍵屋などの専門業者に防犯診断を頼むのはひとつの有効な手段です。
一度でも空き巣に狙われたり、なにか不安な点があるのでしたら一度相談してみることをおすすめします。

自分の家は問題無いと思っていてもプロの視点からみると様々な問題が発覚する可能性があります。

例えば庭木が伸び放題になっているご家庭など。ガーデニングが好きで植木をたくさん植えたり四季折々の草花を楽しみたいという人もいるかもしれません。
しかし、防犯上は空き巣の隠れ場所となってとても危険だといえます。
見通しが悪くなありそうなところは庭木を思い切って伐採してしまいましょう。

また、フェンスや塀などがなく、外から簡単に侵入される作りになっているのでしたらフェンスを取り付けましょう。
フェンスや塀はがんばればよじ登れるものです。しかし、よじ登ろうとしたらどうしても不審な行動をとらなければなりません。人目につきやすくなるので泥棒はそのようなリスクはまず犯さないと思います。

さらに、フェンスから侵入できたとしても玉砂利で大きな音がたてば泥棒はびっくりして慌てて逃げ出します。
歩くとジャリジャリと音がなる防犯玉砂利はおすすめです。実に80dbもの音がでるそうです。
玉砂利は軽すぎて風で吹き飛んでしまうものや音が鈍いものなどは意味が無いので避けるようにしましょう。

店舗・事務所荒らし

年末や連休中など世間がバタバタしている間は空き巣の活動も活発になります。
特に店舗や会社の事務所などが狙われる事が多いです。
人がいなくなって無人になるのでその隙をついて狙われるのです。

店舗や事務所荒らしの手口としてはガラス破りやこじ開けが多いです。
ですが、中にはどのように侵入したのか手口がわからないというものもあるそうです。
目に見える手口ならは発見してすぐに通報することができますが、室内を荒らさずに最後にきちんと元通り施錠をして犯行の発覚を遅らせるようにする巧妙な犯罪者もいるのです。

また、扉のシリンダー錠に異物を挿入しておいて鍵で開け閉めできないようにしておいて犯行の発覚が少しでも送れるようにしておく空き巣もいるそうです。
侵入窃盗被害に気づくのが遅れると手がかりも少なくなって犯人検挙がしづらくなります。

被害にあわないようにするためには日頃から被害に遭うということを想定しておく必要があります。
そうすることで防犯対策をする上でどこをポイントにすればいいかがわかってきます。

そしてもし被害にあったとしても被害が最小限になるように必要以上の金品はおいておかないようにしましょう。

最近では金品だけではなくデータを盗んでいく泥棒もいます。そういったデータを守る対策に力を注いでいる会社や店舗も増えているそうです。